殺菌という足の臭い対策は有効なのか?
足が臭くなる原因のひとつが雑菌です。
足が臭い原因は雑菌だった!?雑菌が大好きな足とは? - 足が臭い対策本部
という事は、原因となる雑菌を殺菌するのは足の臭いに有効な対策と考えられます。
では、実際に足の殺菌というと、どんなことをすれば良いのでしょうか?
効果的な足の殺菌方法はあるのでしょうか?
菌のえさをなくす
足の臭い対策として最も大切なことは、足を清潔に保つことです。
足の裏の角質は分厚く、表面の皮膚が剥がれやすくなっています。
剥がれ落ちた皮膚が垢となり、その垢が細菌を繁殖させるエサとなります。
さらに、皮脂腺からの分泌液や汗が混ざると、白癬菌やバクテリアが繁殖し、足の臭いがきつくなります。
つまり、足の裏の垢をきれいに取り除き、分泌液や汗が出てしまったら、しっかりと洗う必要があるのです。
そこで、足の臭いを消すための洗い方を紹介します。
まず、洗面器にお湯を張ります。洗面器がない人は大きめのバケツでもOK。
お湯に足をつけて、十分に水分を吸わせ湿らせます。
次に、手のひらでボディソープや石鹸を泡立てます。
ここで注意する点は、保湿系のものだと足の臭い対策には向いていないということです。
しっかりと泡立てたら、手を使って足の指の間を重点的にやさしく洗います。
爪の両脇なども念入りに洗い、足全体を手で包み込むようにしながら洗います。
隅々まで洗うことができたら、泡や石鹸カスが残らないようにしっかりと洗い流しましょう。
最後に、清潔なタオルで指と指の間まで水分を拭き取ります。
きれいに足を洗うことができたら、それを保つことができるようにしましょう。
白癬菌や雑菌、バクテリアが繁殖する条件は、「温度が15℃以上、湿度が70%以上」です。
足がこの状態にならないように気をつけましょう。
イソジンで殺菌
足が「温度15℃以上、湿度70%以上」の状態にならないように気を付けるとは言っても、靴下や靴を履くとすぐにそれ以上の悪条件になってしまいます。
どうしても出てしまう汗や菌をどうにかする必要があります。
そこで、イソジンを使います。
イソジンには、殺菌作用があります。足の菌にも効果的なので、イソジンを使って足の菌を死滅させましょう。
足の臭いを消すためのイソジンの使い方は2種類あります。
1つ目は、直接塗る方法です。
コットンにイソジンを含ませて、足の指の間を中心に、足の裏や爪の両脇など全体的に拭きます。
2つ目は、足湯にする方法です。
洗面器に約40℃のお湯を張ります。
その中にイソジンを3~5滴入れてよくかき混ぜます。
そこに足をつけて5分程放置します。
5分経ったら、水またはお湯で洗い流して、清潔なタオルで拭きましょう。
殺菌成分の入った石鹸
お風呂で足を洗う際に、普通の石鹸を使ってもなかなか臭いが取れないという人もいるかと思います。
そんな人には、殺菌成分の入った石鹸をおすすめします。
ドクターデオドラントのミョウバンせっけんや、AGICA石鹸等、足の臭いに効果的な石鹸が発売されています。
足を洗うためと、そのほかの部分を洗うためとで、石鹸を使い分けても良いですね。
酢、重曹、クエン酸、ミョウバンの殺菌作用は弱いがイソ吉草酸を中和
足のにおいの成分は、イソ吉草酸と言われ、特定悪臭物質にも挙げられています。
実際、足の臭いを消すために一番手っ取り早い方法は、消臭スプレーや消臭ソックスなどを使用することです。
しかし、もっと安く簡単に対策できるならば、その方法を試してみるのも良いですよね。
その方法として、まずは、お酢を使った方法を挙げます。
お酢は、常在菌を除菌することができます。
使用方法は、イソジンとほとんど同じです。
洗面器にお湯を張り、コップ1杯分のお酢を入れて足をつけます。
30分程たったら、きれいに洗い流して、清潔なタオルで拭きましょう。
重曹を使う方法もあります。
重曹は、悪臭物質を中和してくれる働きがあります。
重曹もお酢と同じように足湯にしましょう。
また、重曹とクエン酸を混ぜて、炭酸湯を作ることも効果的です。
最後に、ミョウバンも足の臭いに効果的と言われています。
ミョウバンには、殺菌作用・制汗作用・収斂作用、アンモニア臭を中和する働きがあります。
ミョウバンは水に薄めて、スプレーにして使用すると良いですよ。
臭い対策として足を殺菌する方法
このように、足の臭い対策として殺菌する方法はいろいろあります。
身近にあるものを活用して効果的に殺菌する方法は、まず気軽に試してみると良いかもしれません。
より効果的に殺菌したい、すぐに殺菌したいという場合には殺菌成分の入った石鹸など、最初から足の臭いを消す目的で作られたアイテムがおすすめです。