ストレスで足が臭くなるって本当!?
職場だと足の臭いが強くなる現象について
職場に行くと足の臭いがきになるのは、なぜでしょうか。これは、一概に気分の持ち方が違うのでと言うことではありません。
職場では、家庭にいるのとは違い、どうしてもストレスがかかります。
そして、このストレスで発生した足の臭いが気になると、また、これがストレスの原因と成り余計にベタベタとした汗をかき臭いの元が発生してしまうことになるのです。
このような、汗は、精神性発汗とも言われます。
そして足の裏にはエクリン腺が密集している。
さらに靴で密閉されているため、足が汗をかきやすく、細菌が繁殖しやすいので、においが強くなるというメカニズムです。
精神性発汗
緊張、興奮、不安などによって引き起こされる発汗を精神性発汗といいます。
面接やプレゼン、発表会、アクション・ホラー映画などを見たときなど、精神的な理由が原因で発汗します。
一般的にいう冷や汗というものです。
ですから、職場だと足の臭いが強くなるのは、精神的な要素が多く含まれるということです。この、精神性発汗は、緊張や興奮によりかく汗であります。
そしてこの精神性発汗は手のひらや足、ワキなど、局所的な箇所に集中することが多く見られます。
何に精神性発汗は起因するかと言いますと、おおむね潜在的な不安です。つまり、ストレスが大きな原因となります。
(自分では意識していないとしても)何らかの緊張を感じる場面に立たされたとき時、『汗をかいてしまうかも』という不安を感じることにより発汗が起こって不安が増し、更にたくさんの汗をかく・・・という悪循環に陥いってしまうのです。
そしてベタベタと汗をかいてしまうのです。
精神性発汗の汗はアンモニア・脂質・尿素でベタベタの特徴がある
精神性発汗の汗は、炭水化物、タンパク質、アンモニアなどが多く含まれます。
よってそれらがさまざまな皮膚常在菌などの雑菌の働きで化学分解されると、特殊な臭気を発することになります。
炭水化物、タンパク質、アンモニアなどが多く含まれ、匂いの要素がもともと多く含まれているこの汗は、細菌が繁殖しやすく、そのため気になる匂いの原因になることになるのです。
通常の汗より雑菌の原因になりやすい
炭水化物、タンパク質、アンモニアなどが多く含まれる精神性発汗の汗は、汗をかくことによりによりいくつもの皮膚常在菌により、皮膚が湿るため、細菌が増殖しやすくなります。
そして、増殖した細菌によって、汗の成分や脂質や尿素や垢が分解されることで分解臭が発生したり、汗の成分に含まれる鉄イオンによって酸化されることで酸化臭の発生もなされます。
つまり、これが汗の臭いの原因となるのです。
通常の汗は、その大部分が水分ですが精神性発汗の汗は栄養分を多く含むということにより、雑菌をおおく繁殖させて臭いの原因となると言うことです。